上手になりたいけど

レッスン終わりに、生徒さんとお母様からこんな質問を受けました。


「上手になりたいけど、何度も弾いたり、たくさん練習したくない、と言うんです」


練習ノートを見るとほぼ毎日練習できる生徒さん、ご褒美シールでいっぱいです。

普段のレッスンも一生懸命に取り組んでくれて、『上手になりたい』気持ちが伝わってきます。


でも、出来ないところを繰り返し弾いたりするのは嫌になってしまう‥というご相談です。


お母様はもちろん、時間をかけて練習することが大切だと、お子さん(生徒さん)にお話しされたそうで、まさに、その通り!なのです。


‥たしかに、早くピアノから離れて、テレビやYouTubeも見たいし、ゲームもしたい。本だって読みたい。遊びたい。疲れたらお昼寝だってしたいですよね。


特に上手く弾けないと、何度も練習するのが悲しくなっちゃう時だってありますよね。


わかります。笑


では、どうやってそこを抜け出すか。


♡弾けるようになった時の嬉しい気分を思い出す


♡1箇所だけでも出来たことを喜んで、自分を褒める


「1箇所できた!」が増えていくと、1曲弾けるようになります。


ただ、1箇所できた!が毎日あるとは限らないのが難しいところです。。



私は、小学2年生の夏、スラスラ弾けるようになるまでの期間について、


『しばらくかかるけど、必ずできるようになる』


と妙な自信のような気付きがあったのをはっきり記憶しています。


新しい曲(ツェルニー100番練習曲集でした!)を間違えながら、本当に文字通り、ヨタヨタ弾いている

練習を続けると、だんだん曲が仕上がっていく


弾けるようになるまでに一連の流れがあり、『しばらくかかる』に落ち着いて耐えられる自分に気が付いたのです。


生徒さんもきっと気付く時が来ますよ。